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兎園会集説
蒲の花かつみ 滝沢解 寛政二年の冬、琉球の使人、入朝しつと聞えしに、故ありてかのともがらと、応接おしつるもの、宇都宮にかへり来るありけり、〈◯中略〉琉人われに問ていはく、皇国は誠に文あり、武あり、大かたならぬよき国なれども、〈◯下略〉