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東京地学協会報告
国郡沿革考第二回 塚本明毅 相模 津久井郡は、愛甲郡の余戸郷にして、鎌倉の時、毛利庄と称す、正保図始て津久井郡あり、寛文復古の時、之お停め、元禄四年に至り、代官山川金右衛門の時、再び分て、津久井県と称す、蓋古郡と異なればなり、明治三年始て郡と称す、