[p.0960]
江戸砂子

日本橋 南北にかヽる長凡二十八間 江府の中央と雲、諸方への道法此はしお元とす、北の橋詰室町一丁目、此西側お尼店と雲、尼崎屋又右衛門拝領やしきなれば也、ぬり物見世なり、此所に前店とて、庇より又庇おさしくたして見世おかまへ、荷馬の具、其外小間物お商ふ、東の方河岸は大船町也、肴店にて毎日魚市立、