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塵袋

一陸奥国おみちのくに(○○○○○)と雲ふは、むつのおくと雲ふべきお、あしくみてみちのく(○○○○)とは雲ひなせる歟、如何、 つ子にはさぞおもひならはしたれど、六と雲ふ所のなからんには、それがおくとも雲ひにくきにや、其上へ、日本紀には道奥とかきて、みちのくとよめり、陸はくがのみちと雲ふ心にて、みち東のおくと雲はむとにや、東山道の国なれば、などかくがのみちともいはざらん、