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結城小峯文書
ひこ夜叉殿のゆづり状 一石河内さわ井の郷(○○○○○) 一よりこの内あゆ河の(○○○○○)郷内〈上あゆ河中あゆ河〉 一たか野きた郷(○○○○○○)内 大たは村 ふかわたとぬまのさは 右此六け所は若実子出き候はヾ、かやうにはけゆづり申べく也、若実子もち候ずば、朝治があとお一えんにひこ夜叉殿にゆづり進候べし、たヾし朝治ちぎやうの内に、上小ぬき村、たさきの村、いたくら山井内とつかの村、かた見にさい家に家、これおば朝治一期の後は、寺にあんくえきしん申べく候間、此五け所はのぞき候所也、よつてゆづり状如件、 永和三年霜月二十五日 朝治〈花押〉