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三州志来因概覧
五加賀国郡郷来因
江沼〈えぬまとは延喜式、倭名抄の訓也、よねとは拾芥抄の訓也、今方言互に相用ゆ、古事記には江沼財とあり、按るに、沼はぬと訓ずれば、財は間にて、即ち江沼間(えぬま)、日本紀江渟に作りてえぬと訓お附す、〉