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今井軍記
当国諸侍に赤松常陸彦五郎謀反に同心せしめ、国一揆と号し、上意お違背せしむといへども、高遠一人同心せしめず、為上意宝生寺殿生観御下向お相待申、私宅に五十け日御座あり、月瀬御退治お加へられし時、七百三十余人御被官に参り、其時十三条郷地頭職仰付られ、出雲国佐田庄(○○○)朝山分本領たる間返下され、〈◯下略〉