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日本鹿子
十二
同国〈◯安芸〉中名所之部 厳島 弁才天の社あり、西面は遠干潟也、夕みつれば廻廊の下までさし上る、此所むかしはおんが島と雲しお、明神此島の山なみ礒の為体、石ふみいつくしと仰有しより、いつく島と号と也、鹿多し、無双の景地也、 佐伯 出合の清水 鷺の森 小万里 木の島