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宇野主水記
一阿州へ秀吉舎弟美濃守殿、六月〈◯天正十三年〉十六日、木津(○○)城、七月五日落去、讃州阿州両国手にたつる敵なしと雲々、長曾我部自身、阿州一の宮(○○○)迄木津の城おさへのために、出らるれども、何の不及行、土州へ打帰由也、