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倭訓栞
前編三十美
みち 道路おいふ、神代紀に術方もよみ、皇代紀に学業もよめり、又充るの義、往として有ざるかたなき意也といへり、爾雅に道直也、注に無所屈也と見ゆ、〈◯中略〉神代紀に御路も訓ぜり、御は火々出見尊に就ていふにや、一説には真路の義とす、又ちは本語、みちは御路よりいふ也ともいへり、