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松屋筆記
八十八
道路の広狭〈並〉並樹(なみき) 道路の広狭、大中小路等の事、令式など所見おほし、平信長、諸国の駅路おひろくし、横五六間に造り、左右に柳桜おうえさせけるよし、塩尻十五に見ゆ、路傍に菓樹お植し事、続紀三代格などにあり、桜お植しは義家朝臣の歌によめり、松の並木松平の義にや、