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万葉集
二挽歌
明日香皇女木缶殯宮之時、柿本朝臣人麻呂作歌一首并短歌、 飛鳥(とぶとりの)、明日香乃河之(あすかのかはの)、上瀬(かみつせに)、石橋渡(いはヾしわたし)、〈一雲石浪〉下瀬(しもつせに)、打橋渡(うちはしわたし)、石橋(いはヾしに)、〈一雲石浪〉生靡留(おひなびける)、玉藻毛叙(たまももぞ)、絶者生流(たゆればおふる)、打橋(うちはし)、生乎為礼流(におひおヽれる)、川藻毛叙(かはももぞ)、干者波由流(かるればはゆる)、〈◯下略〉