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一話一言

立甫駅路〈全書〉 又の日〈◯慶安五年九月十一日〉のあした、霜しろく露もこぼるヽばかりに見へていとさむし、〈◯中略〉懸河のはしは土橋と見へしが、よく見渡せば、柴おつがねあげてつちおあつくおほへり(○○○○○○○○○○○○○○○○○○)、 かけ河やはしはしい柴栗ばしら