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冠辞考
二伊
いはばしの 万葉巻四に、宇都蝉之(うつせみの)、人目乎繁見(ひとめおしげみ)、石走(いはばしの)、間近君爾(まじかききみに)、恋渡可聞(こひわたるかも)、この石走の字、〈◯中略〉こおいはばしとよめるは、川に石お並おきて渡るおいへり、