[p.0095]
万葉集
十三
雑歌 帛〓(みてぐらお)、楢従出而(ならよりいでて)、水蓼(みずたでお)、穂積至(ほづみにいたり)、鳥網張(となみはる)、坂手乎過(さかておすぐり)、石走(いはヾしの)、甘南備山丹(かみなびやまに)、朝宮仕奉而(あさみやにつかへまつりて)、吉野部登(よしぬへと)、入座見者(いりますみれば)、古所念(いにしへおもほゆ)、〈◯中略〉 此歌、入道殿読出給、