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山州名跡志
十七洛陽
戻橋 在一条通堀河上、渡東西、此洛の名橋也、伝雲、安陪晴明十二神お呪置処也、〈◯中略〉愚〈◯釈白慧〉按、晴明使神お此所に呪し住しむるは、其居所に近き故ならん歟、其居一条堀河の西二町の所也、今猶晴明町と雲ふなり、夜陰此橋の辺に立て往反の詞お聞て占問こと、古今の例にして、感応厳重也、