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霊元院法皇御幸宸記
享保八年卯月のはじめの六日、修学院の山荘に行、〈◯中略〉還向するほど、いづみ河のはし(○○○○○○○)おすぐとて、 打渡す橋よりみれば河上も末もはる〴〵水きよくして、〈◯中略〉秋になれば亦山荘に行べきと、長月のはじめのなぬかと定仰せし、〈◯中略〉帰るさに和泉川のはしに輿かき居させ、河水のいさぎ能きおしばしみる、それより野おはる〴〵行て寿月観にいたりぬ、