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神都名勝志

禊川橋〈飯野郡漕代村大字稲木と、多気郡斎宮村大字竹川との間なる、郡堺お流るゝ禊川に架せり、〉 中世までは斎宮群行、及勅使、例幣使参入等の時、大神宮司のと部、此の川にて修禊したりき、故に禊川の名あり、又多気川、竹川、稲木川なども称せり、〈◯中略〉案ずるに此の川は、即古の櫛田川なり、