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義経記

しやなわう殿げんぶくの事 きのふまではしやなわう殿、けふはさまの九郎よしつねと名おかへて、あつたの宮おすぎ、なにとなるみのしほひがた、三河の国八はしお打こえて、遠江の国はまなのはしおうちながめてとほらせ給ひけり、