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むさしあぶみ

明れば十九日〈◯明暦三年正月、中略〉巳の刻ばかりに、小石川伝通院表門之下、新鷹匠町大番衆与力の宿所より焼亡出来れり、〈◯中略〉日本橋おはじめとして、江戸ありとあらゆる橋々六十け所〈◯中略〉焼のこる、