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江戸名所図会
十七
千住大橋 荒川の流に架す、奥州海道の咽喉なり、橋上の人馬絡謝として間断なし、橋の北壱弐町お経て駅舎あり、此橋は其始文禄三年甲午九月、伊奈備前守奉行として普請ありしより今に連綿たり、