[p.0315]
遊囊剰記

真間入江は行徳より船橋かけて、或は蒹葭の沼となり、或は水耕の田となりて、いつしか浦輪遠ざかり行く、真間の井、継橋、手児名の墓も形ばかりぞ残りける、