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室町殿伊勢御参宮記
応永卅一の年極月の十日あまりよつと申に、室町殿〈◯足利義量〉伊勢御参宮あり、〈◯中略〉勢田の橋はほどなく雲はれて、さだかに見えわたさるヽほどなり、 風わたる跡よりやがて雲はれて浪に横ぎる瀬田の長橋