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遊囊剰記
二十三
足羽川、其源今立の池田郷より出、此大橋お下お流て、下は漆淵に至て日野川に会合す、是亦加越四大河の一なり、此川中古まで舟渡なりしお、柴田家の時、橋お掛初たりといふ、半は板、半は石にて造なせり、九十九橋とも、米橋とも又木なるが故に掛合橋とも称す、