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信長公記

元亀元年九月廿三日、野田福島御引払、和田伊賀守、柴田修理亮両人、殿に被仰付、路次者中島より江口通御越也、彼江口と申川は、淀宇治川の流にて、大河脹下り、滝鳴つて、冷じき様体也、総而昔年より舟渡しにて候也、