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諸国道中袖鏡
大井川の下にいろと雲所あり、川越の肩へまたがりて越すより、川越大勢かヽりてれん台にて越もあり、水の多少によるゆえ、川越のちんせん定らず、人壱人に付九十文以上に至れば留り川となる、御用の御状箱お渡して川あく也、