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国花万葉記
十近江
山田の渡り 矢橋の渡 二所の舟間ちかし、東近江也、粟津の向ひ也、打出より乗船して渡れば、山田の渡りはちかし、矢橋は五十町計也、両所の間は十町計也、〈山田やばせのわたし舟と雲、山田は、のちより北に当る所也、〉