[p.0514]
古事記伝

住吉お須美与志(すみよし)と唱るは、後世のことにて、那良のころまでは、須美能延(すみのえ)とのみ雲り、まづ此記には墨江とかき、書紀万葉には、住吉と書ても須美乃延(すみのえ)とよみ、又万葉に、墨之江、清の江、須美乃延など有て、須美与志と雲ることは一つもなし、