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万葉代匠記
三上
此さぐめがいはふねは、津の国風土記雲、難波高津は、天稚彦天降りし時、天稚彦に属して下られける神天探女、磐舟に乗てこヽに至る、天の磐舟の泊る故に高津と号雲々、此集一本に、あまのさぐめが鳥舟とよめりとかや、むかしさる本ありけるにこそ、