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筑前国続風土記
三博多
一博多 天文廿一年より、博多に大明西蕃の諸国より、商舶の来る事やみぬ、其後は博多に異国の船絶て来らず、此時より袖の湊も漸埋りつらん、天文廿一年より今元禄十四年迄は、凡百五十年に成ぬ、其後に大友義鎮、威力お振ひし時、豊後府内に異国船お著せたり、又其後紅夷の船は、肥前の平戸に著(○○○○○○○)、長崎に大明諸夷の船の来るは又其後なり、