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港は、湊とも書し、みなとヽ訓ず、原と水門(みのと)の義にして、河水の海に入る処お謂ふなり、後世は、専ら船舶の会集止泊する地お称し、以て古の津(つ)と混ずるに至れり、蓋し河水の海に入る処は、船舶の会集止泊するに便なればなるべし、