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和泉名所図会

堺新水門 堺の新水門は、寛政の初より官家の命ありて、遠浅なるお堀、土砂お運びて、むかしにかはらず海舶入津の水門となりて、繁昌の地となれり、真なる哉神功皇后の御紀に、住吉太神の往来船お見ると宣ひしも、今こそおもひ当りたれ、