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今昔物語
二十七
近衛舎人於常陸国山中詠歌死語第卌五 今昔の比のと雲近衛舎人有けり、神楽舎人などにて有るにや、歌おぞ微妙く詠ける、其れが相撲の使にて東国に下たりけるに、陸奥国より常陸の国へ超る山おば、焼山の関(○○○○)とて極く深き山お通る也、