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万葉集
一雑歌
額田王下近江国時作歌、井戸王即和歌、 味酒(うまざけ)、三輪乃山(みわのやま)、青丹吉(あおによし)、奈良能山乃(ならのやまの)、山際(やまのまに)、伊隠万代(いかくるまで)、道隈(みちのくま)、伊積流万代爾(いつもるまでに)、委曲毛(つばらにも)、見管行武雄(みつヽゆかむお)、数々毛(しばしばも)、見放武八万雄(みさけむやまお)、情無(こヽろなく)、雲乃隠障倍之也(くものかくさふべしや)、 反歌 【三輪山】乎(みわやまお)、然毛隠賀(しかもかくすか)、雲谷裳(くもだにも)、情有南畝(こヽろあらなむ)、可苦佐布倍思哉(かくさふべしや)、 右二首歌、山上憶良大夫類聚歌林曰、遷都近江国時、御覧三輪山御歌焉、