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孝経楼漫筆

釈迦け岳 金峯山(きんぷせん)より釈迦が岳まで十三里、釈迦が岳より神山まで六里半ありとなり、俗には金峯山お大峯とこヽろへたれど、そは誤なり、金峯山は御(み)たけにて、大みねといふは神仙のあたりなり、千載集詞書にも、みたけより大峯にまかりはいりて、神仙といふ所にてとあり、