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倭訓栞
中編一阿
あしがらおぶね 足柄小船也、万葉集に見えたり、又、とぶさたて足柄山に船木きりともいへる、此所より出るおもて名付くるにや、足柄山は相模にあり、又足軽の義お取て名とせるにや、新千載集に、足はや小舟と見えたり、