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万葉集
九雑歌
登筑波嶺為嬥歌会日作歌一首并短歌 鷲住(わしのすむ)、筑波乃山之(つくはのやまの)、裳羽服津乃(もはきつの)、其津乃上爾(そのつのうへに)、率而(いざなひて)、未通女壮士之(おとめおとこの)、往集(ゆきつどひ)、加賀布嬥歌爾(かヾふかヽひに)、他妻爾(ひとづまに)、吾毛交牟(われもかよはむ)、吾妻爾(わかつまに)、他毛言問(ひともこととへ)、此山乎(このやまお)、牛掃神之(うしはくかみの)、従来(むかしより)、不禁行事叙(いさめぬわざぞ)、今日耳者(けふのみは)、目串毛勿見(めくしもみるな)、事毛咎莫(こともとがむな)、 嬥歌者東俗語曰賀我比 反歌男神爾(おのかみに)、雲立登(くもたちのぼり)、斯具礼零(しぐれふり)、添通友(ぬれとほるとも)、吾将反哉(われかへらめや)、右件歌者、高橋連虫麻呂歌集中出、