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八雲御抄
三上地儀
野 春野〈万〉 夏 冬 やけ かれ あづまの すそ かげ のぢ のはら〈くだらの冬のヽ也〉 いもきのと雲 あさぢ すヽのしのやなどいひつれば、野はある也、ふせやとは、のおいふと雲説あり、 夏のおば、しめしといふ、 しめぢがはらも、しめしのはらといふ説あり、あだし野はさしてそのところともなく、たヾあだなる事にもよめり、