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倭訓栞
前編二十九末
まき 牧およむは、うまきの略也、馬城の義、或は馬飼也、かひの反きなりともいふ、牧の長お別当牧監といふ、延喜式伝、信濃甲斐上野三国は、任牧監、武蔵国任別当、庭訓往来に牧士とも見えたり、