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散木弁歌集
六悲歎
帥大納言〈◯経信〉つくしにてかくれ給にければ、夢などの心地して、〈◯中略〉わざのことはてヽかへりけるに、すいたのゆ(○○○○○)の、むかひに有ければ、たちよりてあみんとはなけれども、あしなどすヽぎけるついでによめる、 悲しさの涙もともにわきかへるゆヽしき事おあみてこそくれ