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万葉集
一雑歌
額田王歌 未詳 金野乃(あきののの)、美草苅葺(みくさかりふき)、屋杼礼里之(やどれりし)、兎道乃宮子能(うぢのみやこの)、借五百〓所念(かりいほしおもほゆ)、 右撿山上憶良大夫類聚歌林曰、一書曰、戊申年幸比良宮大御歌、但紀曰、五年春正月己卯朔辛巳、天皇至自紀温湯、 幸于紀温泉之時額田王作歌 莫囂円隣之(ゆふつきの)、大相七(あふき)兄爪謁気(てとひし)、吾瀬子之(わかせこが)、射立為兼(いたヽせるがね)、五可新何本(いつかあはなむ)、