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古史伝
十八神代
和名抄に、伊予国温泉郡あり、〈訓には、此も湯とあり、〉風土記には湯郡と作き、〈◯中略〉さて神名式に、此郡に湯神社あり、祭神は大己貴命、少彦名命なりと或書どもに雲へり、実然るべし、〈今も松嶺(嶺当作山領二字の道後と雲処に温泉ありて、諸人浴す、温泉の上なる小社、すななはち湯神社なりと国人の説なり、〉