[p.1155]
東遊行囊抄
十四上
酒勾川 常は歩渡也、水増ときは、民家より川越とて人夫お出して、往来の人お扶く、冬は土橋お渡して人馬お渡す、此川上は御厨領とて駿州堺足柄の辺より流出て、此渡の右の方五六丁にて海に入る也、此川一名鞠子川共雲、是は古の名也、