[p.1155]
倭訓栞
中編二十五美
みなのがは 水瀬川と書り、常陸の国にあり、源筑波に出て、流れて桜川に入、其源地中より行が故に、其水のより出るお見ずといへり、一説に万葉集に、筑波ねの伊波もとヾろに落る水とよめれば、いはもとヾろくばかり水は落たる成べし、