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東遊行囊抄
十五
馬入川 舟渡也、是相模川也、御上洛の時必船橋お掛らるヽ例ありと雲々、此川上お福島川(○○○)と雲、此渡の東西の岸に町あり、西馬入、東馬入と雲、是お馬入と号する事は、右大将頼卿の馬、橋より落入て死す、それよりして名也と里俗の謂也、