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南紀名勝略志
下牟婁郡
一の滝 本社の北六丁計に有、高さ百間計、広さ廿七八間有、〈◯中略〉 二の滝 本社の西北廿二丁計に有、高三十間計有、山家集に曰、西行法師二の滝のもとへ参り著たり、如意輪の滝(○○○○○)となん申と聞て、科みければ、実に少うちかたぶきたるやうに流下りて、貴とくおぼへけり、 三の滝〈八十五〉 本社の北西二十五丁計に有、高十間計有、