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八雲御抄
五名所
池 ならびのいけ〈山 後撰、承香中納言、〉おほさはの〈同 在嵯峨、古今、菊、友則、〉ひろさはの〈同 在嵯峨、已上二は同名也、〉いはれの〈大 万、かもももつての〉うへやすの〈同 万、池のつヽみのかくれぬのといへり、〉まなの〈同 万、しま宮のまなの〉かるの〈同 万、かも、〉みヽなしの、〈同 万〉 ますたの〈同 拾〉 さるさはの〈同 万、采女入所也、〉にえのヽ〈同〉 はらの〈摂 後拾〉 たまさかの〈同〉 こやの〈同 仲実歌、金葉、いるのに近し、〉まのヽ〈同 万、こすげのかさ、〉おさきの〈武 万〉 とりこの〈近 万〉 きくの〈豊前 万、ひし〉かつまたの〈下総 はすなしともよめり、又ありとも、万葉に見えたり、清輔抄、在美作歌、〉からちの〈石 万〉 うきぬの〈同 万、ひし、〉はこの〈武 後拾、孝善歌、〉よるかの〈摂 万、いるかの、よるかの池〉あらふの、〈後拾 川上也、好忠、〉 みづなしの かヾみの さやまの こひぬまの いくたの〈摂〉 すがたの〈大千安芸〉にいたの たのむの〈大〉 つるかめの〈河内〉ふたみの〈佐渡〉とほちの〈讃岐〉 魚池、鳥池と雲は、神功皇后にみせたてまつりける池也、つくしにあり、