[p.1259]
源氏物語
十三明石
あやしきあまどもなどの、〈〇中略〉この風いましばしやまざらましかば、しほのぼりてのこる所なからまし、かみのたすけおろかならざりけりといふお、きヽ給もいと心ぼそしといへばおろかなり、 海にますかみのたすけにかヽらずばしほのやおあひ(○○○○○○○)にさすらへなまし