[p.1273]
土佐日記
卅日〈◯承平五年一月〉雨風ふかず、海賊は夜あるきせざるなりときヽて、夜中ばかりに船お出して、あはのみと(○○○○○)お渡る、夜中なればにしひんがしもみえず、おとこおんな、からく神仏お祈りてこのみとお渡りぬ、