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藻塩草
五水辺
浜 しら浜 なか浜 やおかゆく浜〈八百日行く也、遠たとへ也、〉 七日ゆく浜のまさご〈是も同心〉 浜の真砂 あらき浜辺〈いせ也、但又余の所にも雲歟、〉 浜びさし〈高き真砂のくづれたるがひさしのごとくなると也、又は隻真砂の礒也共雲り、〉 こす〈浜の事也、一説也、住吉のこすのとこなつと雲るも、はまのとこなつと雲々、〉 へた〈海辺たと雲り、へたとは、総てはまなどの一の名也、但はまにはあらざるか、はまのたぐひか、日本紀には、海浜と書てへたとよめり、〉浜中 浜崎 浜きよみ